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2010/03/18

本物夏みかんの偽カルパッチョ

Dsc_4494

イタリアンなんだろうが、
カルパッチョという料理があるわけだ。日本のイタリア料理店でも、カルパッチョは人気だね。多く使われるのが、魚介類、それも、真鯛、帆立なんか。ところが、コレって、厳密に言うとカルパッチョではない。Wikipediaによれば、

日本ではカルパッチョの定義が飲食店に認識されていないため、牛肉のたたきを使用したものをカルパッチョと呼ぶ例があったり(生肉でないとカルパッチョの定義に逸れる)、鯛やホタテの刺身などでもカルパッチョと呼ぶ例があったり(赤い素材でないとカルパッチョの定義に逸れる)、生の材料を薄切りにして野菜と和えたものをカルパッチョと呼ぶ例があったり(野菜と和えるのはカルパッチョの定義に逸れる)、かなり定義が曖昧である。

というわけで、つけナポリタンとか味噌味のピザ並みに怪しげなシロモノではあるんだが、まぁ、美味しければ何でもいい。で、夏みかんです。




静岡県では、夏みかんというのは、どっかの庭に植わっているモノであって、誰も取らないので常時、いっぱいぶら下がってます。商品としては、今どき夏みかんなんて売れない。せいぜい甘夏です。ホンモノの酸っぱ~い夏みかんは、商品として市場に出て来ないですね。

おいらの学生時代の友人に小田原の蜜柑農家の息子がいて、こいつが妙に調子いいヤツで、チンコがデカいのにモノを言わせて下宿の賄いでも自分だけが大盛りだったりするんだが、高校時代、よく、夏みかん売って小遣い稼ぎしていたそうな。海沿いに小田原に抜ける道というのは、観光シーズンになると常時渋滞するんだが、自分の蜜柑山でもいできた夏みかんを、渋滞中の車に売って歩くわけです。夏みかんだと言うと売れないので、甘夏だと騙してw 買ったヤツが食ってみて、酸っぱいのに驚いて、文句言おうとしても車が渋滞にハマっているので追いかけられず、売った小僧はとっとと歩いて逃げちゃってるという、まぁ、世渡りのいいヤツというのもいるもんだ。

で、この酸っぱ~い夏みかん、ずっと探し求めているんだが、なかなか手に入らない。仕方ないので庭に一本植えようと思うんだが、時期になった世話してくれる、という約束だけで、まだ手に入りませんw ところが、今日、村の駅に行ったら「超酸っぱいです」と書かれた夏みかん発見! こら、もう、カルパッチョ作るしかないですね。

以前から、おいらの得意料理で
「初ガツオのニューサマーオレンジ風味」というのがあるんだが、アレはニューサマーオレンジを使うわけです。ニューサマーオレンジというのは、あまり酸っぱくない。生でも食えます。なので、酸味付けにレモンも使ったりするんだが、酸っぱ~い夏みかんだったらレモンなしでも何とかなりそうだ。

さて、和風のシーフード・カルパッチョといえば、定番なのが真鯛とか帆立ですね。他には、甘海老とか、生の蛸とかも使えそう。あと、個人的に好きなのではサーモンだ。ちょっと高級そうな刺身だったら何でも使えるので、サクで買ってこよう。刺身よりも薄く削ぎ切りにして、適当に並べた野菜類の上に乗せる。今日の野菜は、ベビーリーフのパックと、安売りで育ちすぎたプチベールとか、緑と白と二色アスパラです。何でもいいんだが、大根の細切りとか使うと民宿の刺身盛りになってしまうので気をつけましょうw

カルパッチョでは、オリーブ油3に対して酢が1という比率だそうだが、夏みかんとはいえ、お酢ほど酸っぱくないので、等量くらいでいいだろう。あとはせいぜい、塩胡椒適量。冷蔵庫漁ったらケイパーとブラック・オリーブがあったので、口直しにトッピング。料理というほどのもんじゃない、野蛮人の食卓なんだが、素材さえ良ければ文句なし。刺身だと醤油で食べるわけだが、コレは塩っぱくないので、いくらでも食える。前菜で大皿いっぱい作ったんだが、ペロッと食ってしまいました。パーティー料理にもよく作るんだが、簡単な割にはみんなに喜ばれてます。

(ア・ロング・デイ・オブ)Mr.カルパッチョ [DVD] (ア・ロング・デイ・オブ)Mr.カルパッチョ [DVD]
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2006-01-01

コメント

霞が関の低学歴屑役人どもは、みかんの皮だけ食ってればいい。

チンコがデカいとどうして賄いが大盛りになるのかちょっと分からないです\(^o^)/

美味しそう。作ってみよう。グレープフルーツを使って作った事はありますが。
うちの辺りには庭に柑橘植えている家が多く、よくいただきます。冬は柚子、きんかん。今は夏みかん。子供の頃は夏みかんばかり。剥いた夏みかんに母が砂糖を付けて…余計にすっぱいなぁと思いながら食べていました。
最近は美味しい夏みかんやはっさくが売っていないし、見かけなくなった様な気がします。ネットで探して買ったりしています。
明日仕事中に夏みかんをねだってみようかな、近所のばぁちゃんに。酸っぱいから風呂にでも入れな~って言われそうだけど。

小田原の蜜柑農家の息子さまが気になるwなんか気になるww

>夏みかん売って小遣い稼ぎ

今だったら、ネットで小遣い稼ぎができますね。あー、でも甘夏とは騙せないか。ネットに一度あげたらもう取り消せないしw逃げることができないですしねww

リンクは、すっぱい夏みかんの苗です。世話してもらえないなら、購入する方が早い。植えるのは早いほど良いです。
でもこれは、九州甘木のものですから、静岡の夏みかんと同じではないかもしれません。

それより、庭に適当な柑橘の木が植わってるならそれを台木とし、どっかの庭に植わっているモノから枝をいただいてきて、高継ぎするのが手っ取り早いかと。柑橘は接木の成功率が高いです。4月~5月ごろが適期。

--------
http://item.rakuten.co.jp/shikinosato/gs_f-4562186390253/

塩をつけて食べた、あの懐かしの夏みかん
夏みかん(夏橙)
(なつみかん(なつだいだい)・みかん類)

● 特徴
マーマレード、砂糖漬け、青切り、丸漬けなど、多くのお菓子はこの品種が使われています。

価格 2,100円 (税込 2,205 円) 送料別
送料 630円

 うだうだ言うなら、カルパッチョなんか要らない。生野菜に新鮮な魚貝類(生)を乗せてオリーブオイルさえあれば、だいたいいける。

 気取るんじゃない、カルパッチョ!

うわwこの写真は反則だぜ。

奥様の怨みをご覧ください

おのれ植木屋め
柑橘類は手入れ大変だし
消毒だらけになるから
やめとけって替わりに
アーモンドの木なんて
植えやがった


みっつ実ったけど
使えないわ

萩は明治維新後に、経済的理由で夏みかんを栽培してますので、甘夏でなく酸っぱい夏みかんが手に入りやすいんじゃないですかね。

夏みかんの原樹が長門市があるそうで、萩の夏みかんの元は長門市から伝わったものだそうです。

萩みかんのたけなか
夏みかんの歴史
http://www.haginet.ne.jp/users/natumikan/rekishi/index.htm
(抜粋引用)

原樹その他

 山口県長門市仙崎大日比(青海島)に「夏蜜柑原樹」といわれるものがあり1927年(昭和2年)に国から天然記念物に指定されています。また付近には、夏蜜柑古木が数本あります。大日比には浄土宗の名刹西円寺があり、古くより萩から侍や町人がしばしば参拝していました。萩へ最初に夏みかんの実や苗をもたらしたのは、これら参拝人たちが中心であったといわれています。
(引用終わり)

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