2010年3月18日 19時51分更新
北塩原村の山に登っていた福島市の夫婦がけがをして下山できなくなり、警察がけさから捜索していましたが、夕方になって自力で下山している夫婦を発見しました。
昨夜、北塩原村の西大巓に登っていた福島市南沢又の自営業二文字屋昇さん(69)と妻の久子さん(65)さんの2人が下山できなくなっていると家族が警察に届け出ました。
警察によりますと、夕方5時すぎに昇さんが携帯電話で「木に足をぶつけてけがをしたので帰れない。テントや食料はあるので心配しないでよい」と家族に伝えたということです。
警察はけさからヘリコプターも出して捜索しましたが、2人は見つからず、雪が強まってきたため午後4時にいったんきょうの捜索を終えました。
しかしその後、久子さんから「自力で下山している」と家族に連絡があり、午後6時前に西大巓の西側のふもとを夫婦が歩いているのを捜索隊が発見しました。
昇さんは左足の骨が折れている疑いがあるということで、救急車で病院に運ばれました。
警察でけがの手当てを待ってくわしいいきさつを聞くことにしています。