2010年3月17日、中国新聞網は記事「米国で人気だった中国のパンダ『泰山』、オバマ米大統領がダライ・ラマ14世と会見した翌日に帰国」を掲載した。写真は3月9日、雅安パンダ研究センターで公開された泰山。

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米国への報復か?!オバマとダライ・ラマの会見翌日、中国に連れ戻されたパンダ「泰山」―中国紙
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2010年3月17日、中国新聞網は記事「米国で人気だった中国のパンダ『泰山』、オバマ米大統領がダライ・ラマ14世と会見した翌日に帰国」を掲載した。

2月5日、すなわちオバマ米大統領がダライ・ラマ14世と会見した翌日、パンダの泰山はワシントン国立動物園から中国へと「帰国」した。「帰国」とはいうものの、泰山にとっては初めての中国となる。米国で生まれた泰山だが、契約により所有権は中国のものとなる。

泰山は05年7月、米・ワシントン国立動物園で誕生した。その可愛らしい姿で人気となり、動画共有サイト・Youtubeには多くの動画が公開されている。その閲覧数は計数十万件に及ぶ。貸出契約によりパンダの赤ちゃんの所有権は中国のもの。本来ならば2歳になった07年に中国に渡る予定だったが、2年間の延長が認められた。2009年7月にはさらに半年の延長が認められたものの、このほどの帰国となった。

米国ではグーグルの中国市場撤退問題や台湾への兵器売却問題の報復として、再延長が認められなかったのでは?との噂も広がった。しかしそれは誤解だという。4歳の泰山は人間でいえば16歳の男盛り。子孫を残すためにも中国でパートナーを見つける必要がある。

パンダといえば、中国のパンダ外交がよく知られるところ。1972年には田中角栄首相訪中の返礼としてパンダ2頭が日本に送られた。同年には宮崎駿監督のアニメ『パンダコパンダ』も公開されるなど、日本にはパンダブームが到来した。

現在では外交大使としての仕事ばかりか、「出稼ぎ労働者」として外貨も稼いでいるという。米国へのパンダ貸与の見返りとして、研究費名目で年100万ドル(約9040万円)が支払われている。さらに子どもを出産した場合には60万ドル(約5420万円)が追加されるという。(翻訳・編集/KT)
2010-03-18 17:55:31 配信

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