ホンダ車にブレーキ不具合、米で41万台リコール

 ホンダは16日、米国市場で販売したミニバン「オデッセイ」34万4000台、スポーツタイプ多目的車(SUV)の「エレメント」6万8000台にブレーキ関連の不具合があったとして、計約41万台のリコール(回収・無償修理)を発表した。AP通信などが伝えた。同社はカナダでも両車種計2万8000台のリコールを決めた。

 ホンダによると、ブレーキを踏み込んだときに空気を踏みつけたような感触が残り、最後まで踏み込まないと停止しない不具合が見つかったという。安全制御システムの部品の空気が油圧ブレーキ系統に入り、ブレーキが利かなくなる恐れがある。広報担当者は「修理しない場合、ブレーキ異常で事故が起きる可能性がある」と説明した。

 読売新聞によると、2006年11月に米国で起きた交通事故3件を受け、米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)は昨年5月、ホンダに調査を指示していた。ホンダによるリコールは今年に入り3回目だ。

李仁黙(イ・インムク)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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