【シリコンバレー=田中暁人】17日付米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)などによると、インターネット検索最大手の米グーグルがネットに対応したテレビ技術の開発で半導体最大手のインテルや、ソニーなどと協力する。グーグルの携帯電話用基本ソフト(OS)を基盤にした技術をテレビに組み込み、検索などのネットサービスを使いやすくする。パソコン市場を制した米IT(情報技術)大手2社が家電市場に本格参入することになる。
開発する技術の名称は「グーグルTV」。早ければ今夏にも搭載製品が登場するという。
グーグルが無償提供している携帯向けOS「アンドロイド」は処理能力が小さい機器でもパソコン並みのネット利用を可能にできる。これとインテルの小型・低消費電力MPU(超小型演算処理装置)「アトム」を組み合わせれば、パソコンに比べて処理能力が限られるテレビなどでミニブログ「ツイッター」やネット写真アルバムなどを快適に利用できるようになるとみられる。(12:21)