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2010年3月17日(水) 19:20 |
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造山古墳で歴史的大発見
古代吉備の謎の解明に大きな一歩です。 全国第4位の規模を持つ岡山市の造山古墳で、周囲に水をたたえた堀周濠の存在が岡山大学の研究チームの発掘調査によってほぼ確実となり、天皇陵と比べても遜色のない古墳であることがわかりました。造山古墳の発掘調査を行ってきたのは岡山大学の新納教授の研究チームです。
5世紀前半に造られた前方後円墳で、全国第4位の規模を持つ造山古墳専門家の間で半世紀以上意見が分かれてきたのが、周濠つまり水をたたえた濠の存在です。 古墳の周囲に濠があるかないかで古墳の位置づけが大きく変わるといいます。 古墳の後円部から20mほどはなれた水田を発掘し、土の層の重なり具合を調査した結果、周濠の存在がほぼ確実となりました。また濠を形作る堤の存在も確認されました。 天皇陵と比べても遜色のない濠の発見で、大きな権力を持っていたことが裏付けられた古代吉備新納教授のグループは、さらに発掘調査を続け造山古墳の全貌に迫ることにしています。
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