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 【大阪】成人病C移転へPFI方針作成(3/17)

  大阪府は、府立成人病センター(病院・研究所)の大手前地区への移転に伴う整備関連事業と同病院移転後の森之宮地区再整備関連事業費として、合計約1億6,800万円を2010年度当初予算案に計上している。成人病センターの移転では、事業者の選定に向け事業実施方針の作成などを実施。11年度のPFI入札公告を目指す。森之宮地区再整備では市場調査などを行う。
 府立成人病センター整備事業費の予算案は1億4,600万円。大阪府病院機構への貸付金。内訳は、PFI事業事前準備業務として5,900万円。事業実施方針や要求水準書(仕様書)の作成、諸室の詳細配置や電気給排水設備などの計画図(要求水準書の原型)作成などを予定している。このほか、地質調査に1,500万円、文化財調査に7,200万円。
 「府立成人病センター基本構想等策定に係るアドバイザー」は、みずほ総合研究所グループ(建築設備設計業務−大阪山田守建築事務所、病院コンサルタントをシステム環境研究所)が担当。3月31日までに基本構想をまとめる。
 府立成人病センターは大阪市東成区中道1−3−3に所在。府庁舎周辺(大阪市中央区大手前)地区で、府庁別館東側に移転改築する方針。新病院の規模は、地下2階地上14階建て延べ約6万5,000u(研究所含む)を想定している。整備費は340億円程度を概算。15年3月の完成を目指す。
 森之宮地区(府立成人病センター跡地等)土地活用方策検討事業費には1,703万3,000円を計上。大手前・森之宮まちづくり検討会で取りまとめた素案に基づき、土地利用に関する市場調査などを実施する。
 対象は、成人病センター(大阪市東成区中道)が移転した跡の約2.2ha(健康科学センター除く)。素案では、「地域医療と健康」をコンセプトに、医療関連施設(メディカルモール、デイケアセンターなど)、高齢者ケア関連施設(シルバーハウス、医療介護付きマンションなど)、教育関連施設(医療・看護・福祉系大学・専修学校、社会人キャンパス、健康食品施設など)の誘致が見込まれる。
 健康科学センター等施設調査事業費には500万円を計上。健康科学センタービルへ各種施設を集約するための事前調査を実施する。
 健康科学センターは、鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上13階建て搭屋2階付き延べ約1万2,000u。既存の健康科学センターのほか、公衆衛生研究所、がん予防検診センターの移転・集約化を予定している。
(2010/3/17)
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