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環境ナレッジ設置盛る 大阪・梅田北ヤード2期開発

2期開発区域に知的創造拠点「環境ナレッジ・キャピタル」が中核施設として設置される梅田北ヤード

 JR大阪駅北側の梅田北ヤード(大阪市北区)の西側17ヘクタールの開発事業を考える「2期開発ナレッジ・キャピタル企画委員会」(委員長=西尾章治郎・大阪大副学長)の会合が17日、大阪市内で開かれた。環境問題に関する技術革新を生み出す知的創造拠点「環境ナレッジ・キャピタル」を中核施設として設置することを盛り込んだ報告書案をまとめた。

 報告書案は今年5〜6月に予定される大阪駅北地区まちづくり推進協議会に提出。10〜15年後とされる2期開発区域の開業時に「環境ナレッジ」の本格的スタートを目指す。

 大阪市は2期開発区域について、関西の環境戦略などをテーマにしたシンクタンク「アジア環境技術国際標準化支援センター(仮称)」などの設置を国に要望しており、先行開発区域で開発準備を進めている産学官連携拠点「大阪オープンイノベーションセンター(仮称)」で、環境関連の技術革新にも取り組むことを説明した。

 さらに、環境ビジネスに取り組む関西企業を対象に環境技術や商品などを世界に発信する「ミニ環境EXPO」を開催するなど、プロモーション活動を積極的に手がける必要性を強調。関西の強みである環境技術を活用して、国際市場で優位な立場でビジネスが展開するため、関連企業が戦略を共有する場にすることを提言した。

【写真説明】2期開発区域に知的創造拠点「環境ナレッジ・キャピタル」が中核施設として設置される梅田北ヤード=大阪市北区(本社ヘリから)

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