木婚式(結婚5年目)
テーマ:記念日ちょうど3年前の今日。3月17日は、私たち夫婦が「木婚式」を挙げた日です。
木婚式とは、結婚して5年目。
記念日として、改めて夫と人生をともにあることを誓った日。
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この「木婚式」、夫からのサプライズプレゼントでした。
前年の私の誕生日である11月14日。「ちょっと一緒に来てもらいたい所があるんだ」と。
そこは、教会。
中には、教会の方々がいて、「この度は、おめでとうございます!」と薔薇のブーケを渡してくれました。
誕生日だったから、そのことかと思っていると、夫が一言。
「木婚式を挙げよう」
まさに、サプライズプレゼントでした。
そこから、いろいろと打合せ、お衣装や、招待状、さまざまな手続きを一気に済ませ、3月17日を迎えました。
式だけでいいと思っていたのに、「お祝いパーティ」という名の披露宴もしてくれました。招待したのは、両家の家族、夫の会社関係、私は大学院でお世話になっている教授、准教授、そして共通の友人たち。ささやかなものにしました。それでも、当日にも自宅や会場に、海外などの遠方からもお祝いが届いて、皆の気持ちに感激したものです。
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私は、大学院生の時の20代で結婚しました。学生結婚みたいなものです。
そもそも結婚願望などなく、夫(当時は彼)のことは信頼していたし、勿論好きでしたが、まだ結婚はいいかな、と。というより、結婚など考えている時間もないほどに研究、研究の日々でした。
ただ、大学院時代に腎臓を患ってしまい、救急病院にも運ばれるような生活でした。それでも、翌朝には、大学院での講義の発表と、大学助手の仕事、教官たちの補佐、講義、学生の指導、その後は決まって夜中まで研究棟で自分の研究、という日々を送っていました。身体を壊すに決まっていますね。
それで、ある日、突然のように結婚しました。簡単に言うようですが、本当に自然な流れです。
勿論、結婚式などしている時間はないので、家族も驚いていましたが、入籍(籍を作る)し、指輪を交換しただけです。それで私はとても穏やかな気持ちになれました。
それから5年。夫は何とか入籍した日に近い日を選び、17日を予約しておいてくれたのです。
あんなに忙しい夫。よくここまでしてくれたと思っています。
私は、あの教会に行った日、涙がこぼれて仕方なかったです。嬉しくて、顔も腫れちゃうくらいでした。
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お互いパーティに招待する人は、多忙を極める人たちだったのですが、この日は教授達、海外の友人も集まってくれました。ささやかな会にするつもりが、密になったせいで、本当に暖かい会となりました。
そして、「LOUIS VUITTONスタッフ一同」という素敵な電報や寄せ書きもいただきました。CHANELさんからもいただきました。店長さん達、副店長さん、担当さん達からもそれぞれ。後日、LOUIS VUITTONやCHANELに行くと、口々にお祝いを言ってくださって、嬉しかったです。
この日は、ある区切りでもありました。私にとっては。
これ以上は記しません。
思い出深い日です。
そして、夫には感謝しています。今日もこの話をして、お休みを言いました。
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今!夫からメールがあることに気がつきました。
「この桜のように、これからもどんどん、開いてゆく人生を歩んでいきましょう」と。
写真は、先日の博多での桜です!あの時、すでにこれを撮影していたなんて。
ありがとう。
ありがとう。
あなたと一緒にいられることがすべてです。
Joaillerie
2010年3月17日記