福岡県町村会を舞台にした贈収賄事件で起訴された、福岡県添田町の山本文男町長は、きょうの町議会で新年度の予算案について説明する中で、「提案する以上、実施するのは当然」と述べ、引き続き町政を執る意向を改めて示しました。

きょう午前開かれた添田町議会では、山本町長が施政方針演説をして、来年度予算案について説明しました。

福岡県の前の副知事・中島孝之被告に、現金100万円を渡したとして、贈賄の罪で起訴された山本町長に対し、町議会は今月4日の臨時議会で辞職勧告決議案を可決しましたが、山本町長は進退について「住民の意思に従う」として、自ら辞職する意向がないことを強調していました。

添田町議会の3月議会は今月25日までで、議員からの一般質問は最終日に行われる予定です。