福岡・女性切断遺体事件 失跡直前にアパートの様子をうかがう不審な男の目撃情報
福岡・能古(のこの)島の海岸で女性会社員の遺体の一部が見つかった事件で、失跡の直前に、近所の住民は、男女の言い争う声を聞いたり、アパートの様子をうかがう不審な男を目撃していた。
博多湾の能古島で、諸賀礼子さん(32)の切断された遺体が見つかった。
殺害された諸賀さんの同級生は「亡くなったっていうことがもうショックで。しかも事件で。とにかく、もう早く犯人は見つかってほしいと思いますし...」と話した。
諸賀さんは6日、参加するはずだった会社のゴルフコンペに姿を見せず、行方不明になった。
前日の5日、自宅周辺では、ある不穏な出来事があった。
近所の人は「金曜日(5日)の夕方7時ごろ。(どういう音が?)叫び声が。(女性の?)うん」と話した。
近所の住民が聞いたという、女性の叫び声。
また、別の住民は、諸賀さんが行方不明になったころ、女性を引き止めるような男の怒鳴り声を聞いたという。
福岡市博多区の諸賀さんの自宅アパートから川を挟んだ辺りで、事件前、アパートの方を見る不審な男が目撃されていたという。
近所の人は「先月と思うよ。何日かおった。年は40くらいかも。黒いジャンパー着ていた」と話した。
そして、行方不明後には、別の目撃情報もあった。
近所の人は「ふわっと見た感じで、またアパートの方を見られて。170cmくらいの若い男の方ですね、20代か30代くらいの方で」と話した。
男の怒鳴り声、そして相次いで目撃されたアパートを見る男。
殺害された諸賀さんの同級生は「(諸賀さんは)すごくしっかりしてて、姉御肌というかですね、みんなの中でも信頼されている人だったと思います」と話した。
諸賀さんは、国立大学を卒業後、医薬品販売会社に就職した。
女性初の営業職として、将来を嘱望されていたという。
彼女のブログには、年明けに「大みそかに10回の着信。元旦に7回の着信。そのうち5回がワンギリです! きのうは3回がワンギリ着信。わたしにも我慢の限界がありますが、ここでもう少し我慢します」という書き込みがあった。
身の周りに何かトラブルを抱えていたのか、警察は、交友関係なども含め捜査している。
(03/18 01:23 テレビ西日本)