岡山放送局

2010年3月17日 18時52分更新

自衛隊海洋観測船の引渡式


海上自衛隊の新しい海洋観測艦、「しょうなん」の引渡式が、17日岡山県玉野市の造船所で行われました。

「しょうなん」は、全長およそ100メートル、排水量3200トンの海上自衛隊の海洋観測艦で、岡山県玉野市の三井造船玉野事業所でおととし12月から167億円あまりをかけて建造が進められてきました。
これまでの海上自衛隊の海洋観測艦より、広い範囲の海底の地形を計測できるできる装置や、船体を前後左右に進めることができる推進システムなど、海の観測に必要な最新装備が備えられています。引渡式では三井造船と防衛省が船の引き渡しを確認する書面を交換したあと防衛省の赤星海上幕僚長から「しょうなん」の西嶌聖艦長に自衛艦旗が手渡され、艦尾に掲げられました。
「しょうなん」が集めた海の水深や水温などに関するデータは、潜水艦や護衛艦などの航行に役立てられるということで、式典のあと母港となる横須賀港に向けて出港しました。