ここから本文エリア まいうー!!和洋中、「大阪の食」が競演2010年03月16日
大阪の食文化のブランドイメージを上げようと15日、和・洋・中の人気レストランの料理人が競演する食事会が大阪市中央区で開かれた。 企画したのは、産官学でつくる「食の都・大阪」推進会議。大阪らしい食として、「ダシにこだわり、素材を余すことなく生かす」など7項目の方向性を宣言し、フランス料理店「エプバンタイユ」の山田精三さん(61)、割烹「(漢数字の七の下に漢数字の七が横並びに二つ)川」の上野修さん(48)、中国料理「彩菜」の大宜味剛さん(42)がアイデアを出し合った計16種の料理を、参加を申し込んだ一般客らに振る舞った。 目玉は、タイの白子で作った葛(くず)豆腐とフカヒレに、タイのアラと鶏肉、牛肉から取ったダシを合わせたスープを張ったお椀(わん)。「それぞれのダシを1つにした。3人の料理人がひとつのものを作るのは例がないこと」と、山田さん。 料理はあくまで今回の食事会限定だが、会ではこうした試みを今後も続けたいとしている。参加した豊中市の主婦岡野文美子さん(67)は、「新しい味を作ろうというバイタリティを感じた。京都に押され気味だけど、大阪の料理も、お笑いと同じように食い下がって欲しい」。
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