身元特定へ手がかりを捜索
身元特定へ手がかりを捜索 03/16 16:16

博多湾に浮かぶ福岡市の能古島の海岸できのう、切断された女性の胴体の一部が見つかった事件で、警察は死体遺棄事件として捜査本部を設置し、けさから現場の周辺を捜索しています。

海岸のあちこちに点在する警察官の姿。

人口およそ800人の風光明媚な島に、きのう衝撃が走りました。

きのう午後3時すぎ、博多湾に面した能古島の東側の海岸に貝を掘りに来ていた島の住民の女性が、体の一部のようなものなものがあるのを見つけました。

通報を受けて、島の駐在所の警察官らが駆けつけ、人体の一部であると確認しました。

見つかったのは、へその下から足の付け根にかけての部分で、20代から40代ぐらいの女性の遺体と見られています。

遺体は、死亡した後に鋭利な刃物で切断されたと見られますが、そのほかに目立った傷はないということです。

また、死亡してから数日から数週間が経過していると見られています。

警察は、死体遺棄事件として昨夜、捜査本部を設置し、女性の死因や身元の特定を進めています。

一夜明けたけさからは、遺体発見現場周辺の沿岸部分を中心に、捜索活動が始まりました。

警察官70人態勢で、遺体のほかの部分がないか、また身元の特定につながるような手がかりはないか探しています。

福岡市では、博多区に住む32歳の会社員の女性が、今月6日から行方不明になっていて、警察が関連も調べています。