「がんに効能」で薬事法違反容疑 社長と会社を書類送検高速水着素材の開発で知られる山本化学工業(大阪市)の製品を「がんに効能がある」とうたって販売したとして、京都府警が薬事法違反容疑で健康用品販売会社「壮快薬品」(東京都)の男性社長(58)を書類送検したことが17日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、書類送検はことし2月。両罰規定に基づき法人としての同社も書類送検した。社長は容疑を認めている。 京都区検は17日、社長と同社を略式起訴した。 販売したのはバイオラバーと呼ばれる特殊素材を使った製品。医療機器として国の承認を受けておらず、医学的効能をうたった販売は禁止されている。 京都府警が昨年10月と12月、薬事法違反容疑で同社元役員や山本化学工業の関連会社社員らを逮捕し、全員が罰金の略式命令を受けた。 社長の送検容疑は昨年7月、同法違反の罪で略式命令を受けた元役員らと共謀し、壮快薬品京都駅前店で女性客に医学的効能をうたって、バイオラバーのベルトを約23万円で販売した疑い。 【共同通信】
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