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2010年2月19日 (金曜日)

日本酒業界の偽装。

日本酒業界には、もうひとつ改善していただきたいことがある。醸造アルコールが添加された酒がいまだに醸造酒として大手を振って販売されていることだ。「本醸造」というのがそれにあたる。

アメリカでは、アルコールが添加された酒は「リキュール」の扱いになっている。日本だけが、どうしてそうなっているかというと、戦争中、満州の地に派遣された兵隊さんたちの飲むお酒が不足しがちだったので、それを解消するためであった。水とアルコールを添加すれば、量を増やせるからだ。

今でも酒の不足が続いているならいざ知らず、酒が余って困っている時代にあってもそれを続けることは、商業道徳としておかしなことである。「本醸造」と聞けば、一般の人は“本格的な醸造酒”を意味していると思うだろう。もしそうであれば、それはまさに食品偽装ともいえる。

というわけで、ずいぶん昔に店では本醸造を売らないことにした。もちろん、本醸造にもウマい酒はある。芋ではなくて、米から作った醸造アルコールを添加している「心」のある酒造メーカーも知っている。しかし、本物を求めている以上、知ってしまったからにはたとえ客離れがあっても、そうした酒は売ることができないと思った。

おそらくボクの生き方にかかわることなのだから。。。

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今日は「かに本家」で食事会。ほぼ全従業員出動。

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コメント

本醸造とは本物の醸造アルコール入り清酒のことです・・

ほんたさん、こんにちわ。

コメントありがとうございました。なるほど!そういう解釈もあるんですね。

純米酒を飲み続けているうちに、アル添酒が飲めなくなりました。

ところで、偽物の醸造アルコールってあるんですか?

消毒用アルコールや合成アルコールを醸造アルコールと称するのが偽の醸造アルコールかな? 
新型インフル用の消毒液を嗅ぐとなにやら本醸造の酒のような。お試しを。

消毒用のアルコールも、確かに醸造用アルコールと同じエチルアルコールなのですが、飲めるんですか!

昭和20年代は医者が消毒用アルコールを水で薄めて飲んでいた。その後も学校の理科室でよく「なんでエチルアルコールの使用が多いのか・・」と教師が言っていたこともある。誰かが飲んでいたようだ。だから飲めます。最近はいやな味をつけてるようだけと。

ある県の保健所の検査官が蔵元にチェックに行ってコーンスターチの袋が山積みしてあるのを嘆いていた。こんなんで酒のXX県と言えるか~だと。 こういう偽酒づくりもあるらしい。

えっ~~~!!それはまさに偽装ですね!!未だにそんなお酒があるなんて、信じられません!!お米の美味しいところに、美味しいお酒が少ないのはなぜなのかなぁ~~と、思っているのは私だけでしょうか?
コーンスターチって、とうもろこしから作ったデンプンですよね。

コーンスターチ(でんぷん)はアサヒスーパードライの副原料でもあるっちゅうことはつこうてもええんやろ。
それに、米をぎょうさん削ってでんぷんだけにしたのがええ酒の条件やいうのやからコーンスターチつこうて何悪い? いうことやろとおもいますわ。 淡麗辛口いうのは要注意です。

ほんた師匠さん、こんにちわ。

確かに淡麗辛口の単にうすっ辛いお酒は、私も好きではないし、飲みたいと思いません。軽快旨口のほうが私は好きです。

ほんた師匠さんはどのようなお酒を飲まれているのですか?

私は最近は濃醇うまくち・・・ビールみたいに黄色のねっとり系にはまっています。例えば京都の「厨酒」。料理酒らしいけど飲んでもいいと書いてあります。東京では澤ノ井の「元禄」。要するに精米80%ぐらいのもの。昔はこういうのを飲んでいたのやろと思うと妙に優雅な気分です。

カプロンの利いたフルーティな純米吟醸は最近飲み飽きました。2合目からは何も感じないので高いカネ出してアホみたいですわ。


濃醇うまくちですかぁ~~。

うちの店にも「竹鶴 生酛」2004年天然酵母というお酒があります。黄色のねっとりとした感じ・・・先週開栓しましたが、まだ冷蔵庫にたっぷりと隠してあります。

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