国立科学博物館は、我が国唯一の国立の総合的な科学博物館であり、地球や生命、科学技術に対する人類の認識を深め、人々が生涯を通じて人類と自然、科学技術の望ましい関係について考える機会を提供することを使命としています。
この使命に基づき、当館においては、(1)調査研究、(2)標本資料の収集・保管、(3)展示・学習支援活動の3つの活動を柱に事業を進めています。
調査研究は、自然史及び科学技術史を対象としています。これらは、いずれも基礎研究であり、自然と人の関わりにおける社会的課題を解決するために必要不可欠な基礎的情報を産み出す研究であります。経常研究のほか、総合的・分野横断的な研究にも力を入れており、国内はもとより世界各地をフィールドに研究を行っております。
標本資料の収集・保管においては、ナショナルコレクション構築の観点から、館を挙げて推進しており、現在、国内最大級の約380万点を有するまでになっております。これらの標本資料は地球と人類の過去と現在を明らかにする人類共有の財産ですので、将来にわたり長期的・継続的に取組をすすめてまいります。
展示・学習支援活動では、調査研究の成果や収集・保管された標本資料を活用して、魅力ある多彩な展示活動を実施するとともに、先進的・先導的なプログラムや各世代に応じた様々な学習支援活動を開発・実施し、国民の科学リテラシーの涵養に資するべく努めております。
今後も当館は、使命に基づき、各活動を着実に推進し、社会に根ざし、社会に支えられ、社会に貢献する博物館活動を展開して参りたいと思います。引き続き、皆様からの暖かいご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。