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豊ノ島3連勝!オレが日本代表だ!!

 豊ノ島(左)は寄り倒しで魁皇を破る(撮影・佐々木彰尚)
 豊ノ島(左)は寄り倒しで魁皇を破る(撮影・佐々木彰尚)

 「大相撲春場所3日目」(16日、大阪府立体育会館)

 日本代表は、このオレだ!関脇豊ノ島が、大関魁皇を寄り倒して3連勝とした。三役以上で日本人の全勝は豊ノ島ひとりで、父・一臣さん(56)との「白鵬と千秋楽まで優勝争いする」という約束を守るため、白星街道を突き進む。大関とりの関脇把瑠都は、小結稀勢の里を一方的に押し倒した。新入幕の隠岐の海は初白星。かど番の大関琴光喜は連敗を免れた。

  ◇  ◇

 執念だった。立ち合い、狙い通りに豊ノ島がもろ差しを果たした。一気に出て寄り切ろうと前に出た瞬間、魁皇の小手投げに体が傾いた。落ちるのをこらえるために、目の前にあった相手の右足に左手でしがみついた。ほぼ同時に倒れ込んだが、豊ノ島の体が魁皇の上にのしかかっていた。

 軍配は豊ノ島。物言いがつく微妙な判定だったが、結果は覆らず。豊ノ島は支度部屋で苦笑いを浮かべ「正直、自分ではどうなったのか分からなかった。長い時間、スローモーションで我慢したような感じ」と振り返った。初日から3連勝は、1横綱3大関を破った08年名古屋場所以来の好スタートだ。

 魁皇は因縁の相手だった。昨年初場所の7日目、小手投げで敗れた際に左ひじを痛め、入門初の休場に追い込まれた。差しを狙う豊ノ島のスタイルだと小手投げを食らいやすいが、今場所は恐れず前へ。恐怖心に打ち勝ち白星をもぎ取った。

 初日に故郷の高知県宿毛市で豆腐店を営む父・一臣さんが応援に駆けつけた。いつもなら春場所は1日だけ来るのが恒例だが、宿毛市に戻った一臣さんから「13勝1敗ぐらいで優勝争いをしていたら、千秋楽もいく」とハッパをかけられている。

 9場所ぶりの再関脇。朝青龍がいなくなり、主役に躍り出るチャンスは十分ある。豊ノ島は「白鵬関が独走優勝するより、だれかが追っかけた方がいい。それが日本人なら盛り上がるでしょ。その中に自分が入っていけたら」と“日本代表宣言”。身長170センチの小兵がどん欲に優勝を目指す。

(2010年3月16日)





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