更新日時: 2010年3月17日(水) AM 07:11
●伊勢崎駅の人気そば店閉店へ
25日を最後に閉店する伊勢崎駅の立ち食いそば店
 伊勢崎駅にある立ち食いそば店が、JR両毛線と東武伊勢崎線の高架化工事に伴い、25日を最後に閉店することになった。営業を続けて36年。両線の利用客や地域住民に親しまれ、常連客からは「続けてほしい」と閉店を惜しむ声が上がっている。

 同店は1974年にオープン。JR東日本リテールネット高崎支店から委託された東庄(立石三一社長、埼玉県本庄市)が経営している。

 駅内外から利用でき、契約するそば店、うどん店から仕入れためんと、自家製のつゆを使って味にこだわってきた。メニューはそば、うどんともにかけ(270円)、月見(320円)、天ぷら(380円)、とろろ(同)、きつね(同)の5種類。なかでも、1番人気は天ぷらそば。1日に250〜300食を販売している。

 毎日午前7時から午後8時まで営業。開店と同時に訪れる常連客もいる。駅前の駐輪場で毎朝午前6時から自転車の整理をしている木村友二さん(79)も常連客の1人。仕事が終わった午前9時すぎ、かけそばを食べて帰るのが日課だ。「閉店してしまうのは寂しい。続けてほしかった」と残念がった。

 仕事帰りに立ち寄った男性会社員は「両毛線の立ち食いそばでは一番おいしい。ここでないと駄目なんです」と閉店を惜しんだ。

 立石社長は「工事の関係で閉めることになった。市民にも好評の店だったので断腸の思いだが、移転して再開する予定はまだない」と話している。

 伊勢崎駅周辺の工事は、5月末に両毛線が高架化された後、駅舎が夏ごろに取り壊される。東武伊勢崎線の高架化を行い、2014年度に完了する予定。東武伊勢崎線は今月13日から、両毛線の駅舎と切り離され、仮駅舎での利用が始まり、立ち食いそば店も駅の外からの利用だけになっている。
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