三越、名鉄が相互優待　カード会員、３１５０円購入で５％割引

　三越と名鉄百貨店は１５日、４月１日から自社カードの相互優待利用を始めると発表した。食品やセール品など一部を除き、相手の店舗で３１５０円以上の商品を購入すると５％割引する。両社が提携するのは初めて。

　三越は名古屋市内で名古屋栄店と星ケ丘店、名鉄百は名古屋駅地区に本店を構えるが、両社は「商圏のすみ分けができており互いのカード会員の利便性が高まる」と判断した。

　特典内容はこのほか、５％割引の対象にならない商品を買った場合にも、セール品などを除いて金額の１％のポイントを付与。１０００ポイントためると、両社で使用できる１０００円の買い物券を発行する。

　名鉄百は２００６年９月から、業務提携している伊勢丹と相互利用できる「アイカード」を導入済み。現在の三越カードは相互利用の対象外だが、無料で新カードへの切り替えを受け付ける。