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【社会】

名鉄三河線で架線切れ トラック踏切事故

2010年3月17日 夕刊

事故で切れた架線の復旧作業が進む名鉄三河線の踏切=17日午前10時24分、愛知県豊田市土橋町で、本社ヘリ「わかづる」から(戸田泰雅撮影)

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 17日午前8時10分ごろ、愛知県豊田市土橋町の名鉄三河線土橋2号踏切で、南から進入してきた4トントラックの荷台の小型ショベルカーが、高さ約5・1メートルに張られていた直径約1センチの架線を引っかけ切断した。この事故による停電で、三河線の知立駅−猿投駅間と豊田線豊田市駅−赤池駅間の上下線で運転を見合わせた。

 豊田署によると現場は三河線土橋駅から約100メートル東側で、片側2車線の市道。トラックを運転していた豊田市の会社員(38)が、ショベルカーのアーム部分が地上5メートルを超える高さまで上がった状態で走っていたとみられる。

 会社員は、事故現場近くの土地区画整理で使っていたショベルカーを、資材置き場に持ち帰る途中だった。

 名鉄によると、切れた架線が信号設備に当たって過電流が流れ、機器に支障が出たが、豊田線の豊田市駅−赤池駅間、三河線の豊田市駅−猿投駅間、知立駅−竹村駅間は午前11時半すぎまでに運転を再開。竹村駅−豊田市駅間は午後も復旧作業が続き、バスによる振り替え輸送をしている。事故は通勤通学時間帯と重なり、多くの乗客に影響が出た。

 

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