最終更新: 2010/03/17 19:05

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福岡・能古島女性切断遺体事件 遺体は30代女性と推定 殺人事件の可能性も

15日、福岡市西区の能古島(のこのしま)の海岸で切断された女性の遺体が見つかった事件で、解剖の結果、30代の女性と推定されるということで、警察は殺人事件の可能性もあるとみて調べている。
15日午後3時ごろ、福岡市の能古島にある砂浜で、成人女性とみられる遺体の一部が見つかった。
遺体が発見されたあたりは、5月になると潮干狩りに訪れる観光客でにぎわうが、現在はオフシーズンということもあって、訪れるのは、地元の人たちだけだという。
遺体を発見したのは、潮干狩りに訪れたこの島の女性だった。
遺体の第1発見者は「人間のお尻みたいのがあるから、じっとのぞいてみたら、なんか切断したようなお尻だけ。きれいに切れてましたよ。ものすごくきれいに」と語った。
見つかった遺体は、胴体の一部だけだった。
鋭利な刃物で切断されていて、腰の周りから上半身がなく、両足もつけ根の部分からなかった。
遺体について、元東京都監察医務院長の上野正彦氏は「(切断は)人為的なものの可能性が高いように思います。身元をわからなくするということと、運びやすい、捨てやすいというのが理由だと思います」と話した。
警察では、この遺体が能古島以外で捨てられた可能性が高いとみており、遺体のほかの部分が新たに流れ着く可能性もあるとして、大規模な捜索を始めている。
遺体が見つかった付近は、海の流れなどにより、水死体が流れ着くこともあるという。
遺体を発見した女性や島の人は、「おやじの時代から死体があがる」、「前の遺体の時は、箱崎(本土)から、自殺した人が流れてきたみたいですね」と話した。
見つかった遺体は、死後1週間から10日間程度たっているとみられている。
一方、福岡市博多区で、30代の女性が、3月6日から財布などを残し失跡している。
女性の部屋には、争ったような形跡はなかったが、ベランダの窓ガラスが内側から割られていたという。
警察は事件との関連を調べている。
また司法解剖の結果、遺体は30代の女性であることがわかった。
警察はDNA鑑定を行い、身元の特定を急いでいる。

(03/16 17:28 テレビ西日本)


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