名古屋高検の梁取一夫検事(44)が名古屋市内のバス停で女性のスカートの中を撮影しようとしたとして、愛知県警が県迷惑防止条例違反の疑いで任意聴取するなど捜査していることが15日、分かった。名古屋高検が記者会見し、名前を伏せたまま容疑事実などを明らかにした。
関係者によると、梁取検事は1995年任官し、2008年から現職。04年には東京地検特捜部に在籍していた。県警は同容疑で書類送検する方針。
高検などによると、梁取検事は3月8日朝、名古屋市内のバス停で女性のスカート内をカメラ機能付きの携帯電話で撮影しようとした疑いが持たれている。
目撃者の通報で県警が捜査、容疑を認めているという。梁取検事は上司に犯行を認める報告をした上で、現在は通常勤務を外れ、休んでいる。
名古屋高検の松井巌次席検事は「被害者をはじめ多大なご迷惑をおかけした。捜査結果などを踏まえ厳正に対処したい」と話している。