【政治】韓国大統領、訪日延期へ 9月以降にずれ込みも2010年3月17日 02時05分 韓国政府が4月10日前後を軸に検討していた李明博大統領の訪日を延期したいと日本政府に伝えていたことが分かった。複数の日韓外交筋が16日、明らかにした。在日韓国人を含む永住外国人への地方選挙権付与法案の早期成立にめどが立たない中で、李大統領が訪日し、成果を挙げられずに帰国すれば「期待感を強める韓国世論から批判を浴びかねない」と判断したとみられる。 鳩山政権は李大統領の早期訪日に引き続き期待する考えだが、法案成立の道筋が見えなければ、6月の韓国統一地方選前は困難との見方が大勢。日本でも7月に参院選が予定されるため、訪日は「9月ごろにずれ込む」(日本政府筋)との観測が強まっている。 外交筋によると、韓国の外交通商省幹部が16日までに、日本大使館関係者に「日程上の都合がつかない」と伝達。日本側はこれを了解した。韓国側から今後の訪日日程に関する言及はなかったという。 日韓両国は2004年に両首脳が年1回程度相互訪問する「日韓シャトル外交」の実施で合意しており、今回もその一環だった。 (共同)
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