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2010年3月16日(火) 19:15 |
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モンゴルで新属新種の鳥化石を発見
新たな化石の発見です。 鳥がどのように進化して今のような姿になったのか、その進化の道筋を明らかにする上で非常に重要な化石が発見されました。 発掘したのは、林原自然科学博物館。 新属新種の鳥の化石だということです。
発見された化石は白亜紀後期、7500万年から7000万年前の時代に生きた鳥の後ろ足の骨だということです。 この鳥の化石を発見したのは、岡山市の林原自然科学博物館。 林原は1993年から、モンゴルのゴビ砂漠で恐竜などの化石収集を行っています。 今回の鳥の化石は、1997年にモンゴルとの共同調査で発掘されました。 その後の調査で、現在の鳥などの骨と似たような特徴があることから、鳥の祖先グループの一種であることが判明。 さらに間接部分などには、これまでの鳥の骨とは違う特徴があることから、新属新種の鳥の化石であると判断されました。 現在の鳥は、これまで水辺の鳥などから進化したと考えられてきました。 その理由は、白亜紀の鳥の化石のほとんどが19世紀から20世紀前半にかけて海でたまった地層から発掘されたためです。 今回、陸上で生活していたと見られる新属新種の鳥の化石が発見されたことで、鳥の進化について可能性が広がると研究員は話します。 鳥はどのように進化して今のような姿になったのか、今回の化石は、その進化の道筋を明らかにする上で非常に重要な発見と林原では話しています。
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