小林千代美議員が辞職の意向 民主党関係者に伝達民主党の小林千代美衆院議員(41)=北海道5区=が、北海道教職員組合(北教組)側による陣営に対する不正資金提供事件の責任を取り、議員辞職する意向を党関係者に伝えていることが16日、分かった。党関係者が明らかにした。 小林氏はこの日、国会内で記者団に辞職を否定したが、近く執行部と調整に入る。事件に絡んで逮捕され22日に拘置期限を迎える北教組委員長代理の長田秀樹容疑者ら4人の処分を待って最終判断する。早ければ2010年度予算成立後の3月下旬にも辞職する。ずれ込んでも今国会中に辞職すれば衆院北海道5区の補欠選挙は夏の参院選と同時になる。 民主党では、小沢一郎幹事長の資金管理団体に絡む収支報告書虚偽記入事件で逮捕、起訴された石川知裕衆院議員が先月、離党。これに続く「政治とカネ」をめぐる議員辞職は、鳩山政権に打撃となることは確実だ。野党側は、鳩山由紀夫首相と小沢氏の政治資金問題や党首脳としての政治責任、労組との関係について追及を強める構えだ。 【共同通信】
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