米シカゴ(Chicago)のハロルドワシントン図書館(Harold Washington Library)でインターネットを閲覧する利用者ら(2009年2月3日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Scott Olson
【3月16日 AFP】米連邦通信委員会(Federal Communications Commission、FCC)は15日、今後10年間で米国の高速インターネット通信環境を世界トップレベルに飛躍させる野心的な計画の詳細を明らかにした。
FCCの「全米ブロードバンド計画(National Broadband Plan)」は16日に下院に提出される。計画は、10年後までに全米1億世帯に対して毎秒100メガビットの高速通信を提供することを目標にしている。米国は、高速インターネット通信の普及率と通信速度で多くの国に遅れをとっており、今回の計画は現在の全米平均の25倍にあたる高速通信の環境を提供しようというものだ。
コンテンツ配信事業大手のアカマイ・テクノロジーズ(Akamai Technologies)の最新の分析によると、現在の米国の平均通信速度は4メガビット以下で、世界18位。1位は14.6メガビットの韓国で、日本は7.9メガビットで2位となっている。また、5メガビット以上の速度のブロードバンド(高速大容量)通信の普及率も米国は24%で世界12位。韓国では74%、日本では60%の普及率だという。(c)AFP/Chris Lefkow
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