エンセン井上、吉田引退興行で６年ぶり復帰

がっちりと握手を交わしポーズをとった吉田秀彦（左）とエンセン井上

　総合格闘技イベントＰＲＩＤＥなどで活躍したプロ格闘家のエンセン井上（４２）＝ＰＵＲＥＢＥＲＤ＝が「吉田秀彦引退興行～ＡＳＴＲＡ～」（４月２５日・日本武道館）のライトヘビー級（９５キロ）ワンマッチで０４年４月以来６年ぶりに復帰することが１６日、都内で発表された。対戦相手はアンズ“ノトリアス”ナンセン（２７）＝ニュージーランド＝。

　会見にＴシャツ、ジャージー姿で登場したエンセンは「吉田さんの引退試合のリングに上がれるのは、すごくうれしい」と、穏やかな口調で喜びを表した。０４年４月のトム・サワー戦を最後に試合から遠ざかり、０８年１２月には大麻取締法違反で懲役１０月、執行猶予３年の判決を受けたが、「まじめになって、いろいろな経験をした。死ぬつもりでやりたい」と決意を語った。

　会見に同席した吉田はエンセンの参戦をうれしく思う」と歓迎。決まらない自身の相手については「誰が来てもいい試合をやる」と力強かった。