2010年3月16日 20時28分更新
津山市教育委員会は、昨年度の小中学校の給食費が未払いのままとなっている31の家庭について、支払いを求める督促を津山簡易裁判所に申し立てました。
津山市教育委員会では、去年9月から学校からの給食費の支払いの求めに応じなかった70の家庭に対し、電話や家庭訪問、それに手紙などで支払いを求めてきました。その結果、一部は給食費を支払いましたが、まったく面会できなかったり、分割で納付するという約束を守っていないケースが31の家庭の34人分、金額にして55万円あまりに上っているということです。
このため津山市教育委員会は最終的な手段として、この31の家庭について、16日づけで津山簡易裁判所に支払いの督促を申し立てました。
県教育委員会によりますと、給食費に関する裁判所への申し立ては、県内では初めてだということです。津山市教育委員会は「それぞれの家庭の経済状況は詳しくわからないが、学校側ができる手続きはすべてやりつくし、やむをえず裁判所に申し立てることにした。学校給食の健全な運営に支障をきたすので、きちんと支払ってほしい」と話しています。