岡山放送局

2010年3月16日 20時28分更新

就実大学に来春「教育学部」


岡山市の私立大学、就実大学は来年4月から新たに「教育学部」を設けることになりました。

就実大学は明治時代に女学校として創設されたのがはじまりで、昭和54年に大学となり、現在は、人文学部と薬学部があります。
就実大学によりますと、来年4月からは人文学部の中にある「初等教育学科」と、新たにつくる「教育心理学科」をあわせて、「教育学部」を設けるということです。教育学部では、小学校や幼稚園の教諭の免許が取れるカリキュラムが組まれるとともに、認定心理士や養護教諭をはじめとした子どもの心の問題に対応できる人材の育成にあたるということです。
大学では、臨床心理士などを新たに教員として迎え、体の不調を訴える子どもがどんな心の問題を抱えているかを見抜いたり、発達障害のある子どもに対して効果的な指導ができる力を学生に身につけさせることにしています。
就実大学の押谷善一郎学長は「これからの教育者は学習の指導だけでなく、子どもの心を支えケアすることが求められる。高い専門性をもつ学生を育てたい」と話しています。