福岡放送局

2010年3月16日 19時51分更新

米海軍揚陸艦 博多に寄港


アメリカ海軍の揚陸艦「ラシュモア」が友好親善を目的に16日、博多港に入港しました。
アメリカ海軍のドック型揚陸艦「ラシュモア」は、海軍の乗組員約300人と海兵隊員420人を乗せて午前8時ごろ、箱崎ふ頭に接岸しました。

「ラシュモア」はアメリカ・カリフォルニア州のサンディエゴを母港とし、2隻の上陸用舟艇や戦車などの車両60台を輸送できる能力があるということです。
また災害時などには食料や医療支援も行っていて、心肺停止状態の患者などを処置できる治療室や入院病棟を備えているということです。
博多港には母港へ戻る航海の途中寄港したもので、アメリカ海軍は目的について友好親善と市民との交流を図るためと説明しています。「ラシュモア」が日本の港に寄港するのは初めてで、5日間の停泊中、福岡市のこども病院を訪問したりするということです。
アメリカ軍の艦船が博多港に入港するのはこの2年あまりで6隻目ですが、福岡市の市民団体などは博多港の軍事利用だとして寄港に抗議する集会を開くなど反対しています。