関連情報トヨタの大規模リコール
米カリフォルニア(California)州サンフランシスコ(San Francisco)で開かれたフォーラムで講演する、米アップル(Apple)の共同創業者であるスティーブ・ウォズニアック(Steve Wozniak)氏(2010年2月1日撮影、資料写真)。(c)AFP/Getty Images/Justin Sullivan
【2月3日 AFP】米アップル(Apple)の共同創業者スティーブ・ウォズニアック(Steve Wozniak)氏は2日、米ABCテレビのインタビューで、トヨタ自動車(Toyota Motor)の大規模リコールにつながった急加速の原因はソフトウエアにあるのかもしれないと語った。
これによると、数か月前にウォズニアック氏がトヨタのハイブリッド車「プリウス(Prius)」を運転していたところ、クルーズコントロール(自動的にアクセルを調整する装置)を使っていたにもかかわらず速度が急に上がったという。
同氏は「足はペダルに全く触れていなかった。問題はアクセルペダルではなくソフトウエアにあるのかもしれない」と指摘した。
トヨタはアクセルの問題にからみこれまでに世界中で約800万台をリコールし、米国では8車種の生産・販売を一時停止した。プリウスはリコール対象車ではないが、ウォズニアック氏は自分が体験したことも一連の不具合に関係があるのかもしれないと語った。
ウォズニアック氏は自分のプリウスが加速したことをトヨタや米当局に連絡したが、当初は反応はなかった。米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)の電子版によると、この問題が大きく報じられるようになったことから今週になってトヨタから調査のためプリウスを1週間貸して欲しいとの連絡がウォズニアック氏にあったという。
一方、同氏はABCの後に出演した米テレビ局CNNで、自分が体験した意図せざる加速は、車間距離をとるために自動的にスピードを落とすレーダーシステムと、ブレーキをかけたおかげで無事に収まったことを明らかにし、「わたしはこの車を愛している」と語った。(c)AFP
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