ＪＦＫ復活？ウィリアムス再獲得本格化…阪神

　阪神の最強救援トリオ「ＪＦＫ」が今季中に復活する可能性が１５日、浮上した。左肩を痛め昨年限りで退団したジェフ・ウィリアムス投手（３７）が５月にも米国で復帰登板する見通しになり、球団は国際スカウトの派遣を決定。先発から中継ぎへ再転向した久保田も復活を果たし、トリオ再結成が現実味を帯びてきた。

　昨年８月に左肩手術を受けた左腕の術後は順調で、５月にも米マイナーリーグか、大学生相手の実戦登板が濃厚になった。Ａ・シーツ国際スカウトらが直接、状態を見極める予定で、退団から１年もたたない異例の再獲得へ、動きは本格化。変則サイドからの直球に威力が戻れば直ちに獲得に動き出すが、古傷の左ひざの状態も気になるところだ。

　「Ｊ復帰」が決まれば、ファンが愛したあの必勝リレーもよみがえる。久保田も今季は中継ぎに復帰し、すでに球速１５２キロをマーク。オープン戦でも３試合に登板し３イニング無安打無失点。ジェフ（Ｊ）、藤川（Ｆ）、久保田（Ｋ）で、勝利の方程式が復活する。新外国人のフォッサム、メッセンジャーともオープン戦では安定感を欠いただけに「Ｊ」の動向から目が離せない。

　◆０９年のＪＦＫ　先発に転向した久保田だったが、春季キャンプ中に右肩を痛め、わずか１試合の登板（１敗）。ウィリアムスは前半戦で３１試合に登板。１勝１敗、防御率３・５８の成績を残したが、左肩痛のため７月２６日に登録を抹消。８月に日本を離れ、そのまま退団した。守護神を務めた藤川は４９試合に登板し、５勝３敗２５セーブ、防御率１・２５だった。

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