捕鯨問題に関するコメントの扱いについて
特に、toripanさんからや紙風船さんからのコメントは何度も何度も同じコメントがきちんと投稿されており、それに返事ができない状態が続いている。toripanさんの意見は、捕鯨賛成の立場から、根拠のない資料を示し、読者の方を惑わそうとしているため、私がその反論のコメントを書こうとすると、内容の重複から表示されないようになっている。自分のブログなのに、自分の返事が表示されないなんてとっても不思議だ。
たとえば、toripanさんがリンクした鯨肉在庫のグラフだが、何を元にそのグラフが作られたのか全く示しておらず、信用できない。「鯨・イルカが捕殺時に感じる苦痛はアタリマエの苦痛♪」という音符付きのコメントは、あまりにも鯨やイルカの気持ちを無視した残酷な意見だと思う。少し前のシャチが鯨を襲うという話も、確かに自然界ではそういうこともありえるだろうが、年間1千頭を殺す日本の捕鯨船と比べると、その量が全く違うのではないか。toripanさんはシャチに殺される鯨が年間何頭いるのかを示さずに、シャチにどうせ殺されるのだから、捕鯨されてもしかたがないという意見を示した。資料がないのでなんともいえないが、シャチに殺される鯨の数は年間10頭にも満たないのではないか。
つまり、toripanさんの意見は、南京大虐殺はなかったとか、慰安婦はもともと娼婦だったとかいう2ちゃんねるのネトウヨが根拠なく信じている妄想と一緒で、全く説得力もなく、読むだけ時間の無駄というコメントばかりだ。
toripanさんは、鯨が哺乳動物で、年に1度それも1頭しか子供を産めないということを知っているのだろうか。だから、大量に虐殺された場合、絶滅の危機に瀕してしまうのである。それに比べて、家畜はもちろんその種類によって違うけれども、年に何度か出産するのであり、家畜だって殺されているのだから、鯨が殺されるのも当然という考えには、違和感を感じ得ない。
そういった誰が読んでもおかしいと思うような話をもっともらしく書きなぐり、コメントを表示しないと今度は、重複コメントは表示されないはずのこのブログの設定を違法に変えて、何度も同じコメントを送ってくるのは、ブログテロと呼んでもいいほど、迷惑過ぎる存在だ。そして、他人のブログのコメント欄で、相手に有無を言わせずに自分の意見だけを伝えようとするのは、あまりにも、無神経すぎるのではないか。
どのコメントを表示するかは、それぞれのブログの管理人が決めることであり、読者が決めることではない。toripanさんのコメントについては、多くの読者の方からの助言もあり、表示しないことにした。持論を展開するのは、自分のブログ内だけでお願いしたい。そんなわけで、ブログテロ認定をされたtoripanさんと紙風船さんは、アクセス禁止とする。
捕鯨に関しては、それぞれの人がそれぞれの意見を持っていると思う。私の場合は、動物愛護の立場から、動物の無駄な虐殺は一切認めたくないので、反捕鯨の立場を取っている。これで、魚のように、毎年卵から多くの稚魚が生まれ、人に喜ばれて食されているなら、漁もしかたがないと思う。でも、鯨の場合は、生まれる数も少ないし、鯨肉も人気がないのに、日本の捕鯨船が鯨禁猟区までのこのこ出かけていって、無駄に大量虐殺するのを見るのは耐えられないのだ。このままいけば、絶滅の危機に瀕する可能性もあるし、グリーンピースの職員が告発したように、特定の人が、ほんの一部の鯨肉の高級部位を手に入れるためだけに虐殺が繰り返されて、世界的な信用を失っているようなものだ。
toripanさんや紙風船さんが捕鯨に賛成なのは、きっとそれぞれ理由があるのだろう。例えば、鯨研や水産庁で働いていて、捕鯨が廃止されたら、職を失ってしまうため、ここまで必死で捕鯨を支持しているのかもしれない。それならそれで、わざわざ、このブログにコメントを残さずに、自分のブログや掲示板などで自分が信じる意見を述べればいいと思う。私はわざわざ他人のブログまで行って、捕鯨派の人に反論したりはしない。
最後にシーシェパードについては、日本では日本の立場から一方的な報道がされているため、誤解されている方が多いと思うけど、そのサイトに和訳のページができたので、紹介したい。少しでも誤解を解く鍵になればと思う。
Equality Statement
The Sea Shepherd Conservation Society operates internationally without prejudice towards race, colour, religious belief or any other consideration except for an impartial adherence to upholding international conservation law to protect endangered marine species and eco-systems.
環境保護団体・シーシェパードは、人種、肌の色、宗教や信仰の違いに偏見なく、公平な立場で、絶滅の危機に瀕した海洋生物・海洋エコシステム保全を目的に制定された国際自然保護法を駆使して、国際的に活動しています。
Those illegal operations that we oppose routinely attempt to accuse Sea Shepherd of being anti-Japanese, anti-Native American, or anti-Scandinavian etc, for our opposition to illegal whaling or the killing of dolphins. We are accused of being anti-Canadian or anti-African for opposing the slaughter of seals. We have been accused of being anti-Latino for opposing illegal South American shark finning operations.
我々、シーシェパードが違法に取引される海洋生物を保護する目的で継続的に行っている活動は、捕鯨やイルカの大量虐殺を阻止する立場をとっている為、「アンチ・日本」、「アンチ・ネイティブアメリカン」、または「アンチ・北欧人」等と非難されています。又、シーシェパードは毛皮目的で行われるアザラシ猟に抗議している為、「アンチ・カナダ人」や「アンチ・アフリカ人」とも呼ばれました。南アメリカで行われる違法なサメのフカヒレ猟では「アンチ・ラテン系民族」と非難されました。
Nothing could be further from the truth. We do not oppose Japanese or Norwegian whaling - we oppose illegal whaling as defined under international conservation law. We do not oppose Canadian or Namibian sealing, we oppose the killing of seals.
しかし、真実はこれらの非難とは全く異なります。
我々は、日本やノルウェーの捕鯨に抗議しているわけではないのです。
シーシェパードは、国際自然保護法で定義された「違法な捕鯨活動」に反対しています。
カナダやナミビアで行われるアザラシ猟に反対をしているわけではなく、アザラシを殺すことに抗議しているのです。我々は「人間の欲望を満たし、更なる豊かさを追求する」行為自体に疑問を抱いています。
The Sea Shepherd Conservation Society operates outside the petty cultural chauvinism of the human species. Our clients are whales, dolphins, seals, turtles, sea-birds and fish. We represent their interests.
環境団体・シーシェパードは、各々の社会で生み出され、時に悪利用されがちな「文化的愛国主義」にとらわれず活動しています。シーシェパードの焦点はクジラ、イルカ、海ガメ、海鳥や魚類の保全です。海洋生物がもたらす素晴らしさ、重要性を示すのが我々の役割でもあります。
Sea Shepherd volunteer crew come from all over the world including from the nations that we are forced to oppose like Japan, Norway, and Canada.
シーシェパードのボランティアは世界各国から集まっています。彼らの中には日本、ノルウェーやカナダなど、我々が止むを得なく抗議活動を行っている国々出身の者もいます。
We are not anti-any nationality or culture. We are pro-Ocean and we work in the interests of all life on Earth. We only oppose criminals and criminal operations.
シーシェパードは特定の国や文化を否定しているのではありません。
海洋エコシステム保全の為に、そして地球上の全ての命の為に活動しています。
我々は、法律に反する行為、犯罪にのみ抗議します。