フィギュア:キム・ヨナ、大学の成績がピンチ!?

英紙「キム・ヨナに褒賞金100万ドル」は誤報

 「フィギュア・クイーン」キム・ヨナ(高麗大体育教育学科2年)が、大学の成績でピンチに陥っている。

 キム・ヨナは昨年1学期、2科目で落第点の「F」を取ったという。これは、出席日数の大幅な不足によるところが大きい。キム・ヨナは世界大会への出場やトレーニングなどで、海外に滞在することが多く、電子メールで担当教授に相談したが、試験の代わりとなる課題の提出もままならず、成績は結局「F」になってしまった。

 1学期の反省を生かし、2学期には、自身が登録した講義の教授に電子メールを送って事情を説明し、トレーニング計画を提出することで単位を取得できるようになった。試験の代わりとなる課題は、海外滞在時には電子メールで、韓国に戻った際には大学に直接出向いて提出した。しかし、卒業を目指してこうした面倒なやりとりをするのも来年までのこと。来年からは、海外の大学などの講義聴講で単位が認められる「単位交換制度」を利用し、練習拠点であるカナダ・トロントにある大学で講義を受けることになる。

 一方、英国の日刊紙「デーリーメール」が先月27日に報じた(、)「キム・ヨナに褒賞金100万ドル(約9000万円)」という内容の記事は誤報だったことが分かった。同紙は、キム・ヨナが2010年バンクーバー冬季五輪で世界新記録を打ち立て、金メダルを獲得すれば、金融スポンサーから100万ドルの褒賞金が支払われるなどと報じた。だが、キム・ヨナの金融スポンサーである国民銀行はこれを否定。IBスポーツも、「褒賞金を出すという話は聞いたことがない」とコメントした。

 現在トロントで練習中のキム・ヨナは、24日からイタリア・トリノで行われる世界選手権に出場する。その後は韓国に帰国し、4月16日から18日まで、オリンピック公園体操競技場(ソウル市松坡区)で開催されるアイスショー「フェスタ・オン・アイス2010」に出演する。今回のショーでは、03年世界選手権の優勝者シェイ=リーン・ボーン(カナダ)や、美しい顔立ちで人気の高いキイラ・コルピ(フィンランド)も華麗な演技を披露する。男子シングルには、98年長野五輪金メダリストのイリヤ・クーリック(ロシア)、今回の五輪で5位に入賞したパトリック・チャン(カナダ)、07年世界選手権優勝のブライアン・ジュベール(フランス)、08年欧州選手権優勝のトマシュ・ベルネル(チェコ)らが出演する。さらに、今回の五輪でペア5位入賞を果たした張丹・張昊(中国)や、アイスダンス銅メダルのオクサナ・ドムニナ、マキシム・シャバリン(ロシア)も出演する予定だ。

クォン・インハ記者

スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版

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