核廃絶400万人の署名、米国へ NPT会議に訴え5月にニューヨークで開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けて、原水爆禁止日本協議会(原水協)は16日、核兵器のない世界を呼び掛ける署名400万人分を船便で送り出す作業を始めた。 原水協によると、署名は核保有国を含め、すべての国の政府に、速やかに核兵器禁止・廃絶条約の交渉を開始し、締結するよう呼び掛けており、NPT再検討会議に提出する。 原水協は1200万人分を目標に署名活動し、既に540万人分を集めた。一部の400万人分を船便で送り、残りは、会議の開幕に合わせて市民約1500人が4月末から渡米する際、持参するという。 原水協の高草木博事務局長は「国民の感情が核兵器廃絶にあるなら、堂々と外交で主張すべきだ。署名の山に託された声を世界中に鳴り響かせたい」と話した。 【共同通信】
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