放送予定
   
   
   
3月16日(火)放送予定
どうなる?クロマグロ
【森本健成キャスターがお送りします。】

最近、回転寿司でも安く食べられるようになった本マグロ。しかし、その一方でマグロ食が危機に立たされている。今月13日からのワシントン条約締結国会議で、大西洋クロマグロ(本マグロ)が議題となっているのだ。漁獲制限を守らない漁船が横行し、減少に歯止めがかからないためだ。絶滅を危惧する欧米の国々は、シーラカンスと同じレベルに当たる国際商取引の全面禁止を主張。それに対して、世界のクロマグロの大半を消費する日本は今回、他の漁業国と共に4割もの漁獲量制限にとり組み、「持続可能な漁業」に理解を求めているが、採決の行方は予断を許さない。会議の開かれるドーハ(カタール)からの最新情勢をリポートし、また、日本国内で進むクロマグロの完全養殖の取り組みなども紹介。環境保護と共存できる漁業や消費のあり方を考える。
(NO.2863)

スタジオゲスト 八木 信行さん
    (東京大学大学院特任准教授)
 
   
   
3月17日(水)放送予定
よみがえる“経営の神様”
ドラッカー

【森本健成キャスターがお送りします。】

今、女子高生のイラストを表紙にした奇妙なビジネス書が人気を集めている。「経営学の神様」と言われるピーター・ドラッカーの代表作「マネジメント」を平易に解説したこの本は24万部の大ヒットを記録、他にもドラッカー関連本は破格の売れ行きを見せ、雑誌もこぞって特集を組むなど、にわかにドラッカー再評価熱が高まっている。「人はコストではなく資産である」、「組織は人を幸せにするべきだ」と説くドラッカー。その思想が、金融危機後の混迷が続く中、ユニクロの柳井社長から若きベンチャー経営者まで、多くの経営者の注目を集め始めているのだ。番組では、ドラッカーによって苦境の中で活路を見いだした経営者たちを取材、去年、生誕百年を迎えた「20世紀の知の巨人」ドラッカーの人を惹きつけて止まぬその魅力に迫る。
(NO.2864)

スタジオゲスト 上田 惇生さん
    (ドラッカー学会代表)
  糸井 重里さん