鶴見緑地線トラブル、運転士「衝撃あった」――ポイント損傷時、報告せず運行

 
              
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鶴見緑地線トラブル、運転士「衝撃あった」――ポイント損傷時、報告せず運行

2010/03/16配信
 大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線で15日、ポイントが損傷し、全線で一時運転を見合わせたトラブルで、切り替わっていないポイントを無理に通過して損傷させた電車の運転士が「(通過時に)少し衝撃があった」などと話していることが16日、大阪市交通局への取材で分かった。運転士は指令所に報告しないまま、運転を継続していた。

 またポイント故障の影響で列車を制御するシステムが電車の車両番号を認識できなくなっていたことが判明。運転指令は終点の門真南駅で、折り返し電車が停止しているホームに入線しないよう、システムに情報を入力したが、正常に作動しなかったという。

 この電車は、搭載された自動列車制御装置(ATC)の故障で手動運転中だったが、運転指令の担当者3人がいずれも、規定にある必要な指示を出し忘れていたことが分かっており、同局はトラブルの詳しい原因や経緯について調査を急ぐ。

 大阪市交通局によると、15日午前5時27分ごろ、大正発門真南行きの始発電車(4両編成)に搭載されているATCが京橋駅付近で故障し、ブレーキがかかったままになった。運転士からの連絡を受けた運転指令は、後続電車への影響を抑えようと、折り返しの車両と交代する門真南駅までATCを解除して運行を再開するよう指示した。
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