サリン事件15年を前に訓練 東京消防庁1995年の地下鉄サリン事件から20日で15年となるのを前に、東京消防庁は16日午前、東京メトロ半蔵門線大手町駅で、NBC(核・生物・化学)テロを想定した訓練を実施した。 訓練は大手町駅改札口付近にサリンとみられる不審な液体がまかれ、負傷した乗客約10人を救出する想定で、約110人が参加した。 東京消防庁のハイパーレスキュー隊員がヘリコプターで現場に到着し、化学機動中隊の隊員らとともに防護服に身を包み、負傷者の搬送や不審物の特定、液体の除染作業をした。 東京消防庁は「事件当時の活動を風化させず教訓として残したい。当時に比べると、除染などの機材は充実している」としている。 【共同通信】
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