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- 【報道発表資料】大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線におけるポイント損傷事故の原因が判明しました
大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線におけるポイント損傷事故の原因が判明しました
問合せ先:交通局 鉄道事業本部運輸部運転管理担当(06-6585-6370)
平成22年3月15日 19時30分発表
1 事故概要
本日、午前5時43分頃、地下鉄長堀鶴見緑地線の鶴見緑地駅におきまして、線路のポイントを損傷し、午前5時55分から長堀鶴見緑地線全列車の運転を見合わせました。その後、午前9時00分から大正駅~京橋駅間での折り返し運転を実施し、ポイントの復旧作業を終了後、午前11時11分から長堀鶴見緑地線全線の運転を再開いたしました。
この結果、長堀鶴見緑地線におきまして、全線の運転再開まで5時間16分にわたり、約57,000人のお客さまにご迷惑をおかけする事態となりました。
2 原因
ポイント損傷の原因については、鶴見緑地駅入駅時に運転指令者と当該運転士の連携ミスから、ポイントが切り替わっていなかったにもかかわらず、列車が本線を直進したことによってポイントを割り出したものでありますが、その際、所定の手信号代用器の使用等の措置をとっていなかったものであります。
ポイントを損傷させた列車には約20人のお客さまがご乗車されており、午前5時27分頃、車両故障が発生したことにより、ATCを解除し、注意運転していたものであります。
さらに、同列車は、そのまま次駅の門真南駅まで進む際、門真南駅2番線に停車していた先行列車との防護区間に一部進入いたしましたが、運転指令者の指示により、後退後、門真南駅1番線に入駅いたしました。
3 事故後の対応
ポイント損傷事故の影響により、横堤駅と鶴見緑地駅の間に停止していた後続列車に乗車されていたお客さま15名を午前7時10分頃から、駅係員がトンネル内を鶴見緑地駅へ誘導いたしました。
詳細につきましては、現在、さらに調査を進めているところでありますが、今回の事故は、列車衝突事故や列車脱線事故につながりかねないものであり、安全かつ正確・迅速な列車運行を行うべき鉄道事業におきまして、このような事態が発生いたしましたことは誠に申し訳なく、深くお詫び申し上げます。
当局といたしましては、今後、早急に徹底的な原因究明に努め、二度とこのような事態を引き起こすことのないよう万全の措置を講じてまいりたいと考えておりますので、何とぞご了承賜りますようお願い申しあげます。