佐賀大は15日、ラグビー部の男子学生(19)=理工学部1年=が部の卒業生送別会で飲酒後、翌朝死亡したと発表した。同大は急性アルコール中毒の可能性があるとみている。
同大によると、学生は13日午後8時から2時間、部員ら約20人と佐賀市内の居酒屋でビールや日本酒を飲んだ。2次会で前後不覚になり、部員2人が近くに住む別の部員のアパートに送った。14日朝、アパートに泊まっていた別の部員が学生の異変に気付き119番。救急隊員の到着時には心停止状態だったという。
同大が部員に聞き取り調査した結果、「交代でビールの中瓶2-3本ずつやコップの日本酒などを一気飲みした。強要していない」と話しているという。飲み会には未成年の1年生部員4人が参加していた。佐賀署が死因を調べている。
瀬口昌洋副学長は「心から冥福を祈り、遺族へ哀悼の意を表したい」と話した。
=2010/03/16付 西日本新聞朝刊=