ストロングマン(下)にリフトアップされる棚橋=後楽園ホール
「新日本」(14日、後楽園ホール)
ニュージャパンカップ1回戦で、棚橋弘至(33)が、IGFで大暴れしたジョン・アンダーセンことストロングマンを突破し、復活のノロシを上げた。
国内では屈指のマッチョだが、筋肉の塊・ストロングマンには分が悪く、リフトアップされてブロックバスターで吹っ飛ばされた。スリングブレイドを踏ん張られ、ダイビングボディーアタックも捕獲されたが、首固めに丸め込んで大逆転勝ちした。
「NJCを勝ち抜いて中邑に勝つ!」と、ほえずにはいられなかった。昨年8月、G1の中邑真輔戦で骨折し、IWGP王座を返上。11月、中邑に渡った王座に挑むも敗れた。
優勝者は4・4後楽園大会で中邑に挑戦するため「もう、中心からはじき出されるのはゴメン。同じ会場でデジャヴ(既視感)を見せてやる」と王座奪回を宣言。2回戦は新世代の内藤哲也と激突するが「エースとは重いんだ、ってのを見せる」と、“中心”の自覚をにじませた。
(2010年3月16日)