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TV版「スパイ大作戦」フェルプスが心臓発作

 日本でも放送された1960〜70年代の米テレビドラマシリーズ「スパイ大作戦」に出演していた米俳優ピーター・グレーブス氏が14日、ロサンゼルスの自宅で死去した。83歳だった。ミネソタ州出身。心臓発作とみられる。「スパイ大作戦」で、当局から難事件解決の極秘指令を受ける特務機関のリーダーのジム・フェルプス役を演じて人気だった。

 グレーブス氏は14日、家族との昼食を終えて帰宅した後に倒れた。AP通信によると、家族が人工呼吸と心臓マッサージを試みたが、帰らぬ人となった。ロサンゼルスの警察当局は事件性はないとしている。

 空軍を除隊した後に大学で演技を学び、約60年間の俳優生活で130本以上の映画やテレビに出演したが、広く知られるようになったきっかけは、米国で66年から7年間、計7シーズン放送された「スパイ大作戦」。2代目リーダーのフェルプスとして第2シーズンから出演した。

 同ドラマは、解決不可能と思われる指令を、知力と体力の限りを尽くして遂行する特務機関員たちの活躍を描いた物語。本部から特務機関員たちへの指令が「おはよう、フェルプス君」で始まるテープで流れ、テープは指令を告げた後、自動的に消滅するというのがお約束のパターン。導火線にマッチで火を付けると流れる小気味のいいテーマ曲は、最近の日本のテレビ番組でも使われるほど広く知られている。

 日本では67年から73年までフジテレビ系で放送。米国での原題は「ミッション・インポッシブル」で、トム・クルーズ(47)主演の映画の原点となった。

 グレーブス氏は71年、同ドラマでの演技を評価され、ゴールデン・グローブ賞を受賞。ほかに映画「フライング・ハイ」(80年)などの出演作がある。

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