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把瑠都 猪木パワーだ!初顔・阿覧に完勝

大関獲りの把瑠都(右)は阿覧を正面土俵下に押し倒した
大関獲りの把瑠都(右)は阿覧を正面土俵下に押し倒した
Photo By スポニチ

 【大相撲春場所】大関獲りに挑む把瑠都が、プレッシャーを感じさせない軽快な動きで白星発進した。立ち合いの阿覧の左への変化にも慌てず、すぐに右を差すとそのまま胸を合わせて土俵外へ運んだ。

 「ちょっと緊張したけど、気合が入っていた。右が入って足が出て、うまく(体が相手の動きに)ついていったね」

 左手親指のじん帯を損傷し、痛みをかかえながらの初日。しかも初顔の阿覧は、8日の稽古中にケガをした時の相手だった。緊張で体が硬くなり本来の力を発揮できなくてもおかしくなかったが、冷静な頭は相手のちょっとしたクセを見逃さなかった。「(阿覧は)先に手をつく時は、変化したりする。私はもともと三保ケ関部屋だからね。絶対負けたくなかった」

 阿覧は、把瑠都が06年名古屋場所まで所属していた三保ケ関部屋の“後輩”。尾上部屋に移籍後に角界入りしてきたため入れ違いになったが、一緒に稽古するなど親交は深い。その後輩の取組を普段からチェックしていたおかげで、阿覧が先に手をついた時、瞬時に体が反応できた。

 “闘魂パワー”も大関獲りを後押ししている。仕切りの制限時間で顔をふく赤いタオルは、名古屋場所時に宿舎を置く愛知・一色町の丸光水産から贈られたもの。同社社長がアントニオ猪木ファンのため“闘魂色”に染められている。普段は験を担がないが、これだけは別だ。

 勝負の場所で会心のスタートを切り師の尾上親方(元小結・浜ノ嶋)も「いい相撲だった。指も折れているわけじゃないし、逆に力が抜けていいかも」と太鼓判。弟子も「指より心が大事」ときっぱり。この精神力が保てれば、昇進ノルマの13勝も夢ではないはずだ。 取組結果

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