2010年3月15日 19時54分更新
優秀な研究論文を発表した理工系の大学院生に贈られる「仁科賞」の授与式が、15日県庁で行われ、今年度は4人の大学院生が受賞しました。
「仁科賞」は戦後最初の文化勲章を受章した岡山県出身の物理学者、故・仁科芳雄博士の偉業をたたえようと、昭和41年に設けられ、毎年、優秀な研究論文を発表した県内に在学中の理工系の大学院生に贈られています。
15日は、今年度の受賞者に選ばれた4人の大学院生が出席して県庁で授与式が行われました。
式では、石井知事がひとりひとりに賞状などを手渡し、「さらに研究に磨きをかけ、岡山だけでなく日本を代表する科学者になってください」と激励しました。
続いて、受賞者を代表して岡山県立大学大学院の情報系工学研究科の瀬島吉裕さんが、「仁科賞の名に恥じることないよう知的探究心を持ち続け模範となる研究者になりたい」と述べました。
受賞者の1人で、岡山大学大学院自然科学研究科の仁科勇太さんは「名誉ある賞をいただけて光栄です。研究成果が将来、地球環境の改善につながるよう研究を続けたい」と話していました。