岡山放送局

2010年3月15日 19時54分更新

耕作放棄地解消パネル展示


荒れた農地を有効に活用した事例を紹介し、耕作放棄地を解消するヒントにしてもらおうというパネル展示が、岡山市北区で行われています。

このパネル展示は、農家の高齢化や担い手不足で年々深刻になっていく耕作放棄地を解消するためのヒントにしてもらおうと、中国四国農政局が開いたもので、荒れた農地の有効活用に取り組んだ全国の事例などが18枚のパネルで紹介されています。
このうち鳥取県米子市の事例では、規模の拡大を目指していた地元の農家に、米子市が農地の情報を提供した結果、農家が主体となって農地の土壌改良などを行い、らっきょうの生産拠点としてよみがえらせたいきさつが紹介されています。
また広島県東広島市のケースでは、地元の企業が農業に参入し、じゃがいもの栽培を始めたことで耕作放棄地が解消され、地元での雇用につながったことが紹介されています。
このほか展示では、定年退職した人や新しく農業に就く人を活用することなどが、耕作放棄地を解消するヒントとして紹介されています。
このパネル展示は今月31日まで岡山市北区下石井の岡山地方合同庁舎で開かれています。