2010年3月15日 19時54分更新
岡山市内の花屋で、ふだんはなかなか見ることができない青いポピーの花びらが一輪、開きました。
青いポピーの花が咲いたのは、岡山市中区平井の花屋「フジ・ナーセリー」です。
15日朝8時半ころに店長の釘宮満秀さんが出勤したところ、店内に置いていた8つの青いポピーの鉢植えのうち、1輪だけが花を開いているのを見つけました。
青いポピーは、「ヒマラヤの青いケシ」とも呼ばれ、20年前に大阪で開かれた「国際花と緑の博覧会」で展示され、人気を集めました。
ケシ科の多年草で、ヒマラヤ山脈の標高3000メートル前後の高地が原産ですが、生育に適した温度が15度前後で、日本では夏を越すことができず、1年草として扱われています。
この花屋で、青いポピーの花びらが開いたのは初めてだということで、釘宮さんは「花びらが開いていたのでびっくりした。売り物にせず、1人でも多くの人に見て欲しい」と話しています。
岡山市北区の半田山植物園によりますと、青いポピーは温度や水の管理が難しく、室内に置いていただけで花びらが開くのは珍しいということです。