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福知山成美、魔の一球 延長10回のスライダー

2006年08月19日

 延長10回、福知山成美の駒谷が鮫島に本塁打を浴びる直前の1コマだ。

 「直球の要求だったが、自信のあるスライダーを投げたかった」。捕手の塚田は逆。「スライダーを要求すると首を振ったので直球に構えた」

 2人に混乱があったのか。投球は曲がりきらないスライダーに見えた。結果的にスライダーで思いは重なっていたのかもしれない。ただ、駒谷は首を振った自分にこだわった。「最後に塚田を裏切ってしまった」

 これまでの3試合すべてに完投してきた体は重かった。マウンドで笑みがこぼれるのが常なのに笑えない。塚田にもり立ててもらった。三者凡退に取れば「テンポいいぞ」。スライダーの曲がりが甘くても「よう切れてる」。

 7回、3安打を集中されて同点とされても、まだ勝ち目はあった。8回1死一、三塁のピンチ。スクイズバントを空振りさせ、三塁走者を挟殺できた。「打ってくると思ったので、スクイズを読んだわけではない」と駒谷。運も残り、決して鹿児島工ペースに押し流されてはいなかった。

 10回、本塁打を喫した後の攻撃。2死一塁で一直に終わり、グラウンドに突っ伏した。「悔いが残ります」。だが、嘆く前に仲間の言葉に耳を傾けてもいい。「何を打たれても投げたい球だったからいいでしょう。あいつのおかげでここまで来られた。後悔はない」。塚田はさわやかに言い切っている。

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