進入は米海兵隊車両と判明　「綱紀粛正を」と沖縄知事

　沖縄県うるま市の県立中部病院に１１日未明、米軍車両とみられる大型車両など２台が進入し、縁石などを破損した問題で、沖縄防衛局は１２日、この２台は在沖縄米海兵隊所有の車両と判明したと発表した。海兵隊から連絡が入った。車種など詳細を防衛局がさらに照会している。

　仲井真弘多県知事は同日の記者会見で「２４時間、３６５日救急（患者受け入れ）もやっている病院に大型車両が入って縁石を壊すとは普通は考えられず遺憾だ」と強く批判。「（米軍側に）きちっと綱紀粛正の徹底を申し入れたい」と述べた。

　海兵隊車両２台は１１日未明、病院の敷地内に進入して正面玄関前のロータリーを一周し、数分後に出て行った。その後、コンクリートの縁石やガードレールが破損しているのが見つかった。