11日午前0時半ごろ、沖縄県うるま市の県立中部病院の敷地内に大型トレーラーと小型四輪駆動車の計2台が進入し、ガードレールと縁石を破損する事故があった。車両はそのまま立ち去ったが、県は警備員の証言から米軍車両の可能性が高いとして、沖縄防衛局を通じて米側に事実関係を問い合わせている。
県によると、2台は県道から病院敷地内に入った後、正面玄関前のロータリーで車両を転回し、立ち去った。警備員が周囲を確認すると、病院入り口のガードレールとロータリー付近の縁石が欠けるなどしていた。県病院事業局は「救急患者の受け入れに支障を来しかねない。誠に遺憾」とのコメントを出した。
沖縄県内では2007、08年にも県立養護学校と県立高校に米軍の装甲車やトラックが進入する問題が起きている。